大学医学部紹介その9
私立医科大学紹介シリーズ第5弾となります今回は、東海大学をご紹介します。
前回の日本大学と同じく、こちらの東海大学も付属(附属)施設としては病院が4つ程あり、その中でもキャンパスである伊勢原校舎には医学部付属病院が併設されています。
大学があるのは小田急小田原線と、平行して走る東名高速道路の間に挟まれた国道246号線沿いです。沿線は駅周辺に商業施設が集まり、郊外へ住宅地が広がっています。また、伊勢原付近は大手企業を中心とした工業団地があったり、東海大学をはじめとして神奈川大学や産業能率大学などがあるため学生が多く住んでいる町でもあります。最寄りは東海大学前駅ですが、一駅となりには鶴巻温泉があり、6世紀頃の前方後円墳といわれる塚越古墳などもあります。少し足を伸ばせば神社や仏閣があったり、山登りが楽しめたりもするようです。
今度は学校について見てみましょう。6年間の医学教育の目標は、少人教育と一貫した統合カリキュラムによって「プロ」の職業人として、「世界に通用する」医師の育成を目指しています。
そして「科学とヒューマニズムの融合を図る」という建学の精神に基づき、最新の医学知識と科学の発展に貢献できる能力を吸収し、いかなる場合でも人間に対する尊厳を忘れない「良医」の育成に取り組んでいます。
1年次は英文の医学教科書を使い、少人数授業で医学の全体像をつかみ、初期病院研修では、救急当直などの業務を実際に体験します。2、3年次では、小グループで与えられた課題について討論し、知識の応用や、自習の方法を会得し、臨床症例を用いた問題解決型の教育を行うなど、基礎医学と臨床医学を統合したカリキュラムを、1年次から3年次にかけて学ぶ基礎医学分野においても実践しています。
ヒューマニズム、クリエイティブ、グロ-バルをキーワードとする、 COS(Case Oriented System)カリキュラムで、従来のような「解剖学」「生化学」「病理学」などの講座ごとに細分化された授業ではなく、最初から臨床症例を教材として各論を学び、その後、基礎から応用につながる一般論を学んで、技術や知識を深めていきます。 専門科目講義にも工夫が凝らされている。教育計画部という専門部局で講座間の調整を行って無駄を省き、臨床の実地に触れる機会や効率的な教育体制を整えており、更に現状分析、フィードバックなど新しい医学教育の開発、実践に努めているのが特徴です。
5年次の1年間は全ての時間をクリ二カル・クラークシップ(米国式の参加型臨床実習)で実際に患者を診察しながら、知識や技術等を身につけます。また、交換留学協定校への1ヶ月から3ヶ月間の派遣留学により、アメリカやイギリスオーストラリアなどでの臨床実習を受けることも出来ますので、このチャンスを生かして日本医療界を牽引する国際医師を目指してみてはいかがでしょうか。
6年次のクリ二カル・クラークシップは選択制になり、自分の将来を考えた履修や、それまで不足していた部分を補習など、学生にあったスケジュールを組むことが出来る。外部の医療機関等での実習を自ら開拓し、大学に申請する自己開拓科目も、広く医学を学ぶ上で有意義なものとして取り入れられている。
そして、東海大学で特徴的なのが、編入制度の拡充に加えて、講座医局制の全面廃止を行った事など改革的な取り組みを進めており、それらは欧米大学の医学部にも負けない先進的な教育環境をフルに活かし、世界の医療発展に貢献できる医師の育成を指標にしているからなのです。
次回は東海大学の数値データを紹介します。
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